髑髏塔

県道沿いに位置する異様な建物。四階建てで髑髏の置かれた祭壇があり、壁には宗教的な絵画が描かれている。
ゴミ屋敷やん。近づくと凄まじい数のヤブ蚊が飛んでいた。加えて雨のせいか、沢山のkatatumuri(大きめ)がちらほら。嫌すぎる。
周囲は人為的なバリケードも半端ない。ゴミの不法投棄禁止の役所の張り紙もあり、行政も手を焼いているのだろう。見上げると猫ちゃんが先に潜入していた。
一階内部。噂には聞いていたが、二階へ行く階段が崩壊…ってか、原形すら留めていない。しばし、呆然。
自分の体重を支えられるか、一つ一つ確かめながら登った。昼御飯、食べ過ぎなくて良かった。
福禄寿様「よくぞ二階へきた。三階へ行きなさい。」

脆弱な階段を登り三階へ。顔をひょっこり。
とにかく、ゴミゴミ、ゴミ屋敷。ワイドショーなどで取り上げられる遠い世界だと思っていた。
よく見ると、壁はブロックを積み重ねた造りだ。大きな地震が来たら一溜まりもないだろう。
四階の床が抜けている。
落ちたら、だいぶ下まで逝ける。ベッドが宙ぶらりん。
鬼の三味線「寝てってもいいんだぜ。」
トレーナーがかすかに揺れている。理由を今は考えたくない。骸骨もうっすら見えるよ。
さぁ、四階へ。顔をひょっこり。
大日如来様「ついに、たどり着きましたね。」
本当にあったよ。興奮で震えた。
蜂の巣のような格子から光が差し込む。天井も気になったが、今回は見上げるだけ。
髑髏はもちろん偽物である。しかし、雰囲気出てる。作った人はどこまで本気なのか。
どんな廃墟にも第一発見者はいるはず。この物件を最初に見つけた人は、目玉が飛び出るほど驚いたに違いない。
帰り際、犬の散歩をしている人に話を聞いたら、あの建物のことはよく分からないという。ただ、向かい側の青屋根の家(半ゴミ屋敷)に住む老人の所有物だという。言葉にこそ出さなかったものの、至極迷惑な存在であることは十分に伝わった。

Departure

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